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建築家中村一幸、命を守る家・住まい・住宅の耐震改修・制震構造(大阪、京都、奈良、兵庫)
1982年以前の築23年以上たった耐震改修工事が必要な老朽化した家・住まい・住宅について、新しい制震構造技術を使ってより効果的にできる耐震改修事例を報告するブログ

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耐震構造の性能とは

耐震化、安全な住宅を求めて

地震・雷・火事・おやじという言葉は、人間が一生のうちで遭遇する一大事の代名詞として表現され、古く日本の文化や風土・事象を良く表す言葉です。日本は他の国と違って一年を通して震度3以上の地震が実に約3日に1回の割合で発生する他に類を見ない地震列島でもあります。そのような中で主な近年の大地震と建築耐震規定の歩みを振り返ってみると

1920年(大正9年)今の建築基準法の前身である市街地建築物法の施行がされるが耐震規定が無かった。
         ↓
1923年(大正12年)関東大地震、相模湾北部を震源とする海洋型の大地震(M7.9)で関東地方南部を中心に建物倒壊12.8万戸、死者不明者数14万人をだした。
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1948年(昭和23年)福井地震、都市型の直下地震(M7.1)全半壊家屋が5万戸、死者不明者数3769人をだした。
         ↓
その後何度か地震のたびに建築基準法が改正される
         ↓
1981年(昭和56年) 建築基準法が改正され新耐震設計法が規定される。
         ↓
1995年1月17日(平成7年)阪神・淡路大地震、内陸型都市直下地震(M7.2)全半壊家屋が10.6万戸、死者不明者数6300人をだした。
         ↓
この1995年12月25日に耐震改修促進法が制定される、
         ↓
1998年6月に建築基準法が50年ぶりに大改正され性能規定化へ移行した
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2000年(平成12年)住宅の品質確保の促進に関する法律(品格法)が制定され、瑕疵担保責任10年と住宅性能表示制度がスタートした。
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2004年(平成16年)新潟県中越地震が発生、木造家屋に被害が多かったことから、木造住宅の耐震診断と補強方法が改正された。
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2005年(平成17年)10月28日に改正耐震改修促進法が成立し、2006年(平成18年)1月に施行、建築物の耐震化率を今後10年で90%に引き上げる目標を定める

この中で我々の記憶に新しい阪神・淡路大地震による被害は、1981年に設定され新耐震設計法によって設計された建物とそれ以前の耐震規定によって設計された建物との被害に大きな差があったことで、現行耐震規定の妥当性がある程度証明されたと言われていますが、

同時に多くの問題を投げかけました、すなわち

どのくらいの地震の揺れで建物がどのような状態になるかについて、建築設計者と一般の人達との間で共通の認識ができていなかったのではないかという問題がありました。つまり

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  1. 2006/01/02(月) 23:48:03|
  2. 耐震免震制震構造|
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耐震制震免震構造に関する用語

地震に強い最新の住宅とは~用語の説明と基礎知識

「マグニチュード」:発生した地震のエネルギーそのものの大きさを表す単位で。したがって、一つの地震に対し一定値です。
制震設計時の時刻歴応答解析に使用した例
Elcentro NSエルセントロ波1940年インペリアルバレー地震で観測。M7.1Taft EWタフト波1952年カーンカウンティ地震で観測。M7.8
Hachinohe NS八戸波 1968年十勝沖地震で観測。M7.9Kobe NS神戸海洋気象台波1995年兵庫県南部地震で観測。M7.2

「震度」:地震の強さを震度計を用いて計測した値を10段階に分類したもので。
(気象庁震度階級関連解説表を参照ください)
http://www.kishou.go.jp/know/shindo/kaisetsu.html
また、震度は観測された地域によって異なります。

「層間変位」:下層階床面と上層階床面の相対変形量(2階建てだと1階床面と2階床面の変位量)
層間変位は層間変形角(層間変位/階高)で表す

320層間変形角


「加速度」:速度の時間に対する変化率を表します。阪神大震災では神戸海洋気象台で818ガルの加速度が観測されていますが、例えばこれは、時速60kmで走行中の車を約2秒で急停止するときに体が受ける加速度とほぼ同等です。

「ガル」:加速度の単位で[Gal.]と書きます。[Gal.]=[cm/s2]です。
1Gは980[Gal.]となります。また、震度3程度の地震では8~25ガル・震度4では25~80ガル程度です、また震度5弱程度の地震では80~175ガル、震度5強では175~250ガル程度です。

「耐震設計」:建物に入る地震動から建物の挙動を検討し安全性を評価する一連の作業を耐震設計といい、結果として得られた構造を広義の耐震構造といいます。
耐震設計・耐震補強設計に際しては、建物の構造特性を勘案して目標とする損傷限界変位(層間変形角1/120) や安全限界変位(層間変形角1/30)を設定し、その限界変位内に応答値が納まることを目標とします

ただ現在では、
「耐震構造」:建物の柱・壁・梁の躯体を強化し若しくは筋かい(ブレース)等で固め地震の揺れに対してひたすら耐える構造をいいます。耐震構造は地震エネルギーがそのまま家屋に伝わるので、大地震時に壁や家具等の損傷がしやすくなります。

「制震構造」:地震時に生ずる建物の変形を特殊なダンパ装置で吸収・減衰することで家屋の揺れを軽減する構造です。制震構造は地震エネルギーを特殊なダンパ装置で吸収するので、地震時でも壁や家具等の損傷は最小限に抑えられます。

「免震構造」:地盤と建物の間に積層ゴムなどの振動絶縁装置を設置し地震の持つエネルギーを建物に伝わりにくくする構造です。免震構造は地震エネルギーを特殊な免震装置で吸収するので、地震時でも壁や家具等の損傷は極めて低く抑えられます。

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  1. 2006/01/02(月) 23:45:19|
  2. 耐震免震制震構造|
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