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建築家中村一幸、命を守る家・住まい・住宅の耐震改修・制震構造(大阪、京都、奈良、兵庫)
1982年以前の築23年以上たった耐震改修工事が必要な老朽化した家・住まい・住宅について、新しい制震構造技術を使ってより効果的にできる耐震改修事例を報告するブログ

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超高層タワーマンション

大阪・東京のタワーマンションの需要が活発なようだ

近年話題の超高層タワーマンションについて建築学・確認制度的な見方はどうだろう?

高さ60メートル以上の超高層タワーマンション設計については、国土交通省の大臣の認定が必要です。技術力のある建設会社が施工するために安全性は高いと言われてきました。

しかし最近相次いだ大手建設会社の不祥事や2年前の建築偽装事件、生活者の目線で本当に監理されているのでしょうか。

さて興味深い日本建築学会論文がありますので紹介したいと思います。

【海溝型巨大地震による長周期地震動と土木・建築構造物の耐震性向上に関する共同提言】
2006年11月20日社団法人 土木学会・社団法人 日本建築学会

超高層建物 提言8
長周期地震動により超高層建物に入力するエネルギーは、これまでの設計で想定していたエネルギーを大幅に上回る可能性があり、幾つかの地点においては特定の周期帯で極めて大きな地震入力が予測されている。
現在の耐震技術に基づき慎重な設計が為された建物については、その固有周期が極めて大きな入力が予測される特定の周期帯に属する場合を除いて、耐震安全性が確保されると考えられる。
現在の耐震設計で用いられている架構の塑性変形能力を確保するための条件を満足していない建物、および極めて大きな入力が予測される特定の周期帯に属する建物については、過大な損傷を生じる可能性がある。
1960 年代より現在に至るまで多数の超高層建築が建設されている。
建設年代により、構造形式、部材の構成、設計用入力地震動、解析手法等に特徴が見られるが、同時代の建物でもそれぞれ個性があり、構造性能も多様であると考えられる。

長周期地震動により超高層建物に入力するエネルギーは、これまでの設計で用いている
地震動により入力するエネルギーを大幅に上回る可能性があることから、個々の建物につ
いて安全性の検討を行うことが望ましい。
基本的に全ての既存超高層建物が検討の対象であるが、過大な損傷を生じる可能性の点
から以下の建物について早急な検討が必要である。

1)極めて大きな入力が予測される特定の周期帯に属する建物
2)現在の耐震設計で用いられている架構の変形能力を確保するための条件を満足してい
ない建物
3)周期3.5~4 秒以上の建物で、標準波による応答に対して十分余裕のある設計がなされ
ていない建物

大阪平野に建つ50階建て程度の超高層タワーマンションは周期5秒程度の揺れによって最大で片方に2メートル、往復で4メートルもの揺れを起こす可能性があります。

参考に揺れによる想定される被害現象
長周期地震動を実験南海地震想定「E―ディフェンス」を紹介いたします。
http://www.jisin-110.com/news/d_news/index_190331.htm

さて皆さんいかが考えられますか?
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  1. 2008/01/26(土) 15:54:50|
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